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中小企業の資金調達(トランザクションレンディングの活用)

2019/10/23

中小企業の期待が高まるトランザクションレンディング

ネット銀行からの突然お知らせ。【貴社の借り入れ可能額は○○円で、金利は〇%です。

事業を行っていると、よくわからない会社から突然『融資審査が下りました』といったFAXが送られてくることや、消費者金融系から高い金利で一方的に融資を勧めてくるものもあるため、こういった借入の案内が来るとほとんどの事業主は怪しいと判断しているはずです。しかし、ITテクノロジーが産業革命に匹敵するともいわれる現代では、その中でもとりわけ新しいサービスが生まれ、トランザクションレンディングというサービスが開始されています。

トランザクションレンディングはデータレンディングとも呼ばれ、『トランザクション(取引履歴)』データを信用判断基準としており、IT技術を活用したフィンテック分野「Finance(金融)+Technology(テクノロジー)」で、ビッグデータや統計学を活用したAI審査による新しい融資『レンディング』サービスのことを指し、海外では広く一般的に利用されているサービスですが、日本では2018年8月から銀行として初めて住信SBIネット銀行が開始し、AMAZONや楽天などECサイトを運営する会社など、続々と事業者の参入が続いている新しい金融分野です。

創業3年未満で売り上げが1億円に満たないような会社が銀行から借り入れしようと思っても、無担保での借り入れはほぼ不可能です。当社に救済を求めるベンチャー企業も、具体的な事業計画書を作成し、銀行の窓口へ持ち込んでも門前払い、全く相手にされずに資金調達に困っている事業主ばかりです。革新性や話題性の高い事業であればクラウドファンディングやベンチャーキャピタルからの資金調達で事業を開始することができるかもしれませんが、運転資金については多くが調達方法を知らず、また税理士や金融機関からも提案されることはありませんので資金が行き詰まり、事業活動を断念してしまった企業も多くあります。

中小企業の新しい資金調達方法

トランザクションレンディングは、例えば債務超過であるなどバランスシートや試算表に多少(?)の問題があっても、直近の売上や取引データなど、その他の情報で審査が通れば融資を行える利点があり、「街金」と似ている点は事業主にとって躊躇させる点ではありますが、その即金性、融資審査の簡易性、担保や保証人が不要であるなど、通常の金融機関からの借り入れと比較しても気軽さに大きくアドバンテージがあるため、財務分析や金融機関との折衝に不慣れな中小企業にとっては優位性が高い金融サービスといえます。

銀行の事業融資審査では、銀行内の上司による承認や保証協会をいかに納得(説得)させるかによって結果が大きく左右され、担当者の熱意や手腕によるところが大きいことは間違いありません。しかし、中小企業、特に創業間もないベンチャー企業で資金調達のためのノウハウを保有しているような会社は専門業種でない限りはほとんど無く、実態として銀行のプロパー融資先として審査を通ることは極めて困難です。また決算書から読み解く実務は減点評価であり、債務超過は一発アウト、その他代表者の個人的な借り入れや経験不足など、貸付リスクばかりを優先して将来性の期待を判断してくれることがほとんどないと思っている事業主も多いはずです。その点、トランザクションレンディングでは決算書や資金繰り表、試算表などは『無視』され、取引データのみをAIが独自の基準によって審査するため、書類を準備したり、何度も面談を行うなど面倒な手続きは不要で、担当者のハズレを引くような不公平もありません。

トランザクションレンディングはまだまだ認知度が低く、金利上限規制などの抑制要件もありサービス利用者は業界の高すぎた期待値を下回っているようですが、私たちのような中小企業事業主に短期即金融資でそこそこの金利のような、利便性の高い資金調達方法があればいざという時に大変助かります。政府機関も大いに期待している市場ですので、将来を見越して取引は同サービスを行っている業者を利用して取引履歴を蓄積しておくのもよい方法です。(審査には一定の取引期間が必要です)

 

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