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【2025年最新】景品表示法改正とステマ規制|口コミ代行はどこから違法になる?
2025/08/20
はじめに
「口コミ代行」「★を売ります」といった広告を目にしたことはありませんか?
飲食店・美容院・病院・宿泊施設など、多くの業種で GoogleマップやSNSの評価が集客の決め手 となっています。
しかし、口コミ代行業者や知人への依頼による「不自然な高評価操作」は、
✅ 景品表示法(ステルスマーケティング規制)違反
✅ GoogleやSNSの規約違反
に直結する重大リスクです。
本記事では、2023年10月に施行された ステマ規制(景品表示法改正) を中心に、代表的な業種に共通する注意点や、違法行為に該当しない「正しい口コミ活用法」を法律面からわかりやすく解説します。
ステマ規制(景品表示法)の基本
改正のポイント
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2023年10月:景品表示法により、ステルスマーケティング広告が「不当表示」として違法化
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対象:SNS投稿、ブログ記事、口コミレビューなど「広告であることを隠した宣伝行為」
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罰則:消費者庁による 措置命令、悪質な場合は 課徴金(売上の3%)
違法となる例
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実際に来店・利用していないのに「高評価レビュー」を依頼する
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報酬・割引を条件に「良い口コミ」を書かせる
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口コミ代行業者に依頼して大量の偽レビューを投稿させる
業種別に見られるリスク事例
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飲食店:競合店との星評価競争 → 不自然な口コミ投稿の依頼
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美容院・エステ:割引クーポンと引き換えに高評価レビューを依頼
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病院・クリニック:患者モニター募集を装い、評価を誘導する投稿
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小売店・EC:「購入者特典」として口コミを条件にギフトを配布
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宿泊施設:宿泊者に「次回割引」を条件に高評価依頼
いずれも「広告であることを隠す」時点でステマ規制違反に該当する可能性があります。
プラットフォーム規約との関係
Googleマップ・SNSでの禁止事項
法律とは別に、GoogleやInstagram等の利用規約でも次の行為は禁止されています。
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実体験に基づかない口コミ投稿
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報酬や金銭を条件にしたレビュー
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同一アカウントからの不自然な連投
違反が判明すれば、アカウント停止・口コミ削除・検索順位低下といった制裁を受けるリスクがあります。
違法になる「境界線」
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✅ 合法:実際に利用した顧客へ「よろしければ口コミお願いします」と案内する
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❌ 違法:割引やギフトを条件に「高評価を書いてください」と依頼する
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❌ 違法:代行業者に口コミ投稿を外注する
違反した場合のリスク
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法律面:消費者庁の措置命令、課徴金(売上の最大3%)
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社会的信用:「不正をする企業」というイメージの拡散
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事業リスク:Google・SNSからのアカウント停止、検索順位低下、口コミ削除
違法口コミを依頼してしまった場合の対処法
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すぐに業者への依頼を中止
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プラットフォームへ削除申請(GoogleやSNSで不正レビューを報告可能)
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顧客・社内へ説明:「誤って外部業者に依頼したが是正済み」と透明性を確保
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専門家への相談:弁護士や社労士・中小企業診断士等、消費者法の専門家に確認
正しい集客・MEO対策を選ぶために
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実際の利用者から自然に口コミを集める仕組みを整える
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法律や利用規約に準拠したMEO・SNS運用を導入する
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短期的な「星の数」ではなく、中長期的な信頼性を重視する
FAQ(よくある質問)
Q1. 顧客に「口コミお願いします」と伝えるのは違法ですか?
→ 合法です。ただし報酬や割引を条件にしてはいけません。
Q2. 口コミ代行業者に依頼するとすぐに発覚しますか?
→ GoogleのAIが検出しやすく、短期間で発覚するリスクが高いです。
Q3. 悪い口コミを削除できますか?
→ 虚偽や誹謗中傷に該当する場合は削除依頼が可能ですが、正当な体験に基づくレビューは削除できません。
Q4. 医療や美容分野は広告規制が特に厳しいと聞きますが本当ですか?
→ はい。医療広告ガイドラインや薬機法も絡むため、二重の規制リスクがあります。
まとめ
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「口コミ代行」や「星を売る業者」への依頼は、景品表示法のステマ規制違反・プラットフォーム規約違反に該当する可能性が高い
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違反が発覚すれば、行政処分・課徴金・信用失墜・アカウント停止と多重リスク
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法律と規約に準拠した「正当な口コミ支援サービス」を選ぶことが、長期的に最も安全で効果的
安全で正当なMEO対策ならRESUS社会保険労務士事務所へ
当事務所では、法律・規約を遵守した 正当な口コミ支援サービス を提供しています。
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実際に来店・体験した上での 実名アカウントレビュー
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ステマ規制・Googleポリシー完全準拠
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中小企業から大手企業まで導入実績あり
「星を買う」のではなく、実体験に基づく正当な評価を積み重ねること が、長期的な店舗集客と信用力につながります。
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