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【最新版】小規模企業でもできるキャリア面談制度|社員定着・人材育成に効く仕組み(社労士監修)
2025/09/17
はじめに|キャリア面談が必要な理由
「人が育たない」
「辞めてしまう社員が多い」──
中小企業や小規模事業所でよく耳にする悩みです。厚労省の調査でも、退職理由の上位は「将来の展望が見えないこと」や「上司とのコミュニケーション不足」とされています。
キャリア面談は、こうした不安を解消し、社員が安心して働き続けるための仕組みです。
大企業だけでなく、小規模企業でも「キャリア支援の場」を作ることが離職防止と育成に直結します。
キャリア面談の目的
✔ 離職防止(将来への安心感を与える)
✔ モチベーション向上(成長の方向性を一緒に描く)
✔ 人材育成(研修・配置転換の材料に活用)
✔ 公平な対話の場を設けることで信頼関係を強化
よくある失敗例
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評価面談と混同してしまい「査定の場」になる
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「将来どうなりたい?」だけで終わる
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面談記録を残さず属人的になる
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頻度が不定期で社員が「やっても意味がない」と感じる
成功するキャリア面談のコツ
✔ 目的は「支援・成長」に限定し、人事評価・査定とは切り離す
✔ 質問シートを事前配布し、社員が考える時間を確保
✔ 半年〜1年に1回の定期実施で十分
✔ 記録を残し、次年度に活かす
✔ 必要に応じて「キャリア診断」を組み合わせる
キャリア面談質問シート(サンプル:社内利用可)
質問カテゴリ | 質問例 | メモ欄 |
---|---|---|
業務状況 | 最近の業務で一番うまくいったことは何ですか? | |
業務課題 | 今、困っていること・改善したいことはありますか? | |
働きやすさ | 職場環境でストレスを感じる場面はありますか? | |
キャリア展望 | 1年後・3年後・5年後にどんな役割を担っていたいですか? | |
スキル習得 | 新しく学びたいスキルや知識はありますか? | |
強みの活用 | 自分の強みをもっと活かせると思う業務はありますか? | |
支援要望 | 上司や会社にもっとしてほしい支援はありますか? | |
成果確認 | 今週/今月の成果で特に振り返りたい点はありますか? | |
改善提案 | チームや業務改善でアイデアはありますか? | |
ワークライフバランス | 働き方で改善したい点や希望はありますか? | |
フィードバック | 上司の関わり方や指導方法で改善してほしい点はありますか? | |
モチベーション | 仕事にやりがいを感じる瞬間はどんなときですか? | |
将来不安 | このまま働き続ける上で不安に感じることはありますか? |
◎運用のポイント
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質問数は固定しておくことで、毎回の比較がしやすくなります
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必ず記録を残し、次回の面談や人材育成計画に活かします
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人格評価ではなく行動や希望にフォーカスします
社内キャリア診断(自社で実施する場合)
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ExcelやGoogleフォームで簡易診断
例:自己評価(スキル・強み・キャリア希望)を5段階で入力 -
メリット
✔ 無料で始められる
✔ 自社に合わせた項目設定ができる
✔ 短期間で結果を集計可能
外部キャリア診断(ES調査代行会社)
当社では、キャリア診断(ES=従業員満足度調査)代行サービスを提供しています。
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匿名回収で本音を引き出せる
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集計・傾向分析・改善提案まで対応
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「キャリアの見通し」「職場環境」「上司への信頼度」などを可視化
▶社内で診断を行うリソース(人員・時間)がない場合や、公平性を担保したい場合に有効です。
キャリア診断・ハラスメント・ESアンケート代行|社労士監修・匿名回収・改善提案つき
ケーススタディ(導入事例イメージ)
製造業A社(社員10名)
➡ 年1回キャリア面談を導入。Excelシートでキャリア希望を記録し、研修計画に反映。若手社員の定着率が向上。
飲食業B社(社員15名)
➡ 外部キャリア診断(ES調査代行)を実施。匿名回答から「キャリア不安」が多いと判明。ビジネスマナー研修、リーダーシップ・マネジメント等の研修制度を整備した結果、短期離職が減少。
IT企業C社(社員8名)
➡キャリア不安を面談で早期に把握し、リスキリング支援を実施。結果的に退職意向のあった社員が定着。
チェックリスト ✔(管理職用)
□ 面談の目的を「将来支援」と明確にしている
□ 質問シートを事前に配布している
□ 面談内容を記録し、次年度に活かしている
□ 必要に応じて社内キャリア診断や外部調査を組み合わせている
FAQ(よくある質問)
Q:小規模企業でもキャリア面談は必要ですか?
A:むしろ小規模ほど昇進ポストが少なく、将来への不安が辞める理由になりやすいので有効です。
Q:どのくらいの頻度で実施すべきですか?
A:半年〜1年に1回で十分です。定期的に行うことで社員の安心感が高まります。
Q:社内で診断と面談を両立できますか?
A:可能です。簡易アンケート(Excel/Googleフォーム)で事前に集めた内容を面談で活用すると効果的です。
Q:外部に委託するメリットは?
A:匿名性が担保され、社員の本音が見えやすくなります。また、傾向分析と改善提案まで受けられるため経営判断に直結します。
まとめ|キャリア面談は「小さな投資で大きな成果」
キャリア面談は、時間もコストも大きくかからない仕組みです。
「社員の将来に耳を傾ける」ことが離職防止と育成につながる最大のポイントです。
社内キャリア診断でスタートし、必要に応じて外部キャリア診断(ES調査代行)を活用すれば、より効果的に社員定着を実現できます。
▶もう社員が辞めない!中小企業でも導入できる公平な評価制度の作り方【社労士監修】
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