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【2026年対応版】フリーランス新法対応ハラスメント防止研修| 発注事業者の「言ってもよい」がわかる実務研修【全国対応】

2025/12/15

フリーランス新法への対応で「何を言ってよくて、何が問題になるのか分からない」という発注事業者・管理職向け実務研修の案内ページです。(監修:RESUS社会保険労務士事務所/社会保険労務士 山田 雅人)


はじめに|フリーランス新法は「契約」だけの話ではありません

フリーランス新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)は、契約条件の明示や報酬支払期限といった「取引ルール」だけでなく、フリーランスに対するハラスメント防止のための措置についても、発注事業者に一定の対応を求めています。

実務の現場では、次のような不安や戸惑いが多く聞かれます。

「社員向けのパワハラ研修と同じ内容で大丈夫?」

「フリーランスは対等な取引先なのに、どこまで配慮が必要?」

「指示・注意・契約を終了させると、ハラスメントで訴えられる?」

本ページは、フリーランス新法に対する疑問に対し、「フリーランス新法 × ハラスメント実務」 の観点から、発注事業者・管理職・発注担当者が押さえておくべきポイントを整理する実務者向けガイドです。


フリーランス新法とハラスメントの関係をどう理解すべきか

フリーランス新法では、発注事業者に対し、

☑フリーランスに対するハラスメントを防止するため

☑必要な措置を講じること

が求められています。この「措置」には、相談体制の整備だけでなく、現場での言動や対応を適切にコントロールするための社員教育・周知も重要な要素とされています。

つまり、

⚠窓口だけ作ったが、現場の理解が追いついていない

⚠法律は知っているが、内容がよくわかっていない

⚠管理職や担当者の認識がバラバラ

という状態では、実効性ある対応とは評価されにくいのが実務上のポイントです。

特に、労働法で強く保護されている労働者と異なり、フリーランスは取引上の立場から不利益を受けやすい一面があります。そのため、社内の共通認識として、フリーランス新法の理解や「ハラスメントしてはいけない対象者」であることについて知識をアップデートしておくことが『組織として』重要といえます。


なぜ「社員向けハラスメント研修」の延長では不十分?

フリーランス対応では、社員向け研修をそのまま当てはめると、次のようなズレが生じやすくなります。

  • 労働者とフリーランスの法的位置づけが異なる

  • 指揮命令・評価・懲戒という概念が存在しない

  • 契約・報酬・発注量が取引関係と直結している

結果として、

  • 「強く言えない」「指摘や注意ができない」と過度に萎縮する

  • どこまで問題となるのか正しく判断できない

  • 「何でもハラスメントだと思われるのでは」と過剰反応する

といった状態になり、適切な業務依頼やマネジメントができなくなるケースも少なくありません。

本研修では、社員向け研修との違いを明確にしたうえで、フリーランス対応に特化した線引きを整理します。


本研修で扱う主なテーマ

1.フリーランス新法の基礎整理(実務者目線)

  • フリーランス新法の全体像

  • ハラスメント防止措置の位置づけ

  • 「委託者として求められる配慮」と「実務対応」のバランス

2.労働者とフリーランスの違い

  • 指揮命令関係の有無・労働法との違い

  • 評価・懲戒・処分の違い

  • 「取引上の指示」と「ハラスメント」の境界線

3.よくあるNG・グレー事例

  • 強い言い方・叱責・急な業務変更依頼

  • 契約更新・発注停止をほのめかす発言

  • 私的領域への踏み込み

  • 社員と同じ感覚での扱いによるトラブル

4.注意・指示・契約終了の安全な考え方

  • 「言ってもよい指示」「避けるべき言動」とは

  • 契約に基づく対応と感情的対応の切り分け

  • トラブルを避ける説明・記録の考え方

5.相談が寄せられた場合の初動対応

  • 外部相談窓口との役割分担

  • 相談内容の受け止め方

  • 会社としてやってはいけない初動対応


RESUSの研修の特徴

当事務所では民間企業だけでなく官公庁・自治体・学校法人で多数のハラスメント防止研修を実施してきたプロ講師による「発注者向けハラスメント防止研修」を提供しています。

社労士が「実務実態を踏まえた現場目線」で解説

法律論だけでなく、実際に起きやすいトラブルや相談事例を踏まえた解説を行います。

外部相談窓口と連動した構成

本研修は、RESUSが提供する外部ハラスメント相談窓口との併用によって効果が最大になります。

✅ハラスメント防止研修で理解レベルを向上

✅フリーランス向け外部窓口で事例を早期キャッチ

✅実務改善でフリーランスへのハラスメントを撲滅

【研修から窓口設置まで】の一連の流れで外部委託者に対するハラスメント事案リスクを引き下げます。

「やってはいけない」で終わらない

単なる禁止事項やNG集ではなく、

  • どう言えばよいか

  • どう整理すれば安全か

  • どんなときにハラスメントが発生しやすいか

といった行動の心理的パターンから行動改善方法まで含めて「実務目線」で解説します。


このような企業におすすめです

  • フリーランス・業務委託を日常的に利用している

  • 管理職や現場責任者が直接フリーランスに指示している

  • 相談窓口は設けたが、現場運用に不安がある

  • 社員向け研修だけでは不十分だと感じている

  • トラブルを未然に防ぎたい


実施概要・料金

  • 対象:経営者/管理職/発注担当者

  • 時間:60分(または90分程度)※半日から1日の研修も可能

  • 実施方法:オンライン/対面(全国対応)

料金

66,000〜(税別/オンライン)
※人数・時間・出張有無・研修内容により個別お見積り
※外部相談窓口契約企業は割引あり


よくあるご質問(FAQ)

Q. フリーランス新法対応として研修は必須ですか?

法律上、研修の実施が明文で義務付けられているわけではありません。ただし、相談体制の実効性を高める観点から、研修・周知を行うことは実務上有効です。

Q. 社員向けハラスメント研修と一緒に実施できますか?

可能ですが、フリーランス対応部分は切り分けて実施することをおすすめします。

Q. フリーランスに対して何も言えなくなりませんか?

フリーランス新法は、フリーランス(業務委託先)に対して「厳しいことを言ってはいけない法律」ではありません。契約違反、納期遅延、発注無視、SLA違反や約定業務の著しい不履行などには、契約に基づき、事実と業務内容に限定して、冷静に是正を求めることは、まったく問題ありません。重要なのは、感情的・人格的な評価ではなく、契約内容と業務上の事実に即して対応することです。

Q. 管理職だけ受ければ足りますか?

実務上は、管理職・発注担当者を中心に実施するケースが多いです。


お問い合わせ・ご相談

ハラスメントの対応は、問題が起きてからではなく、起きる前の備えが重要です。

  • 研修が必要か判断したい

  • 窓口とセットで検討したい

  • まずは内容を確認したい

という段階でも構いません。

下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。
貴社の取引形態・体制に応じた実施方法をご案内いたします。

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