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えるぼし認定申請の書き方|様式1・様式4の記入方法と実務ポイントを解説【社労士解説】
2026/04/06

はじめに|「正直、難しすぎる」と感じていませんか
えるぼし認定制度は、企業イメージの向上だけでなく、融資や公共入札、補助金等で評価対象となることもあり、中小企業にとっても魅力のある制度です。
もっとも、えるぼし認定の取得を目指し、行動計画の策定・届出まで進めたものの、
- 「様式1のどこに何を書くのか分からない」
- 「様式4(Excel)の構造・入力箇所が理解できない」
- 「この書き方で本当に問題ないのか不安」
と感じ、申請直前で手が止まってしまう企業は少なくありません。
実際、当事務所にご相談いただく企業様の多くも、「書類作成の難しさ」で申請を断念しかけた企業も少なくありません。
本ページでは、えるぼし認定における申請書類作成について、作成実務担当者目線で「どこに注意すべきか」「どうやって書けばよいか」「どこまで気にすればよいか」を整理して解説いたします。
結論|完璧に作ろうとすると進まない
まず結論から申し上げると、えるぼし認定申請では、
- 数値や日付などの整合性が取れていること
- 認定基準との対応関係が説明できること
が重要であり、申請書類の形式を完璧に整えることに時間をかけすぎると、かえって申請が進まなくなるケースが多く見受けられます。
もちろん、虚偽の記載や不正確な数値は許されませんが、実務上は「過度に厳密な書式美」よりも「整合性と説明可能性」が重視される傾向があります。
(えるぼし認定 申請 書き方で検索されている方も、このポイントを押さえることで対応可能です)
よくあるつまずきポイント
えるぼし認定申請で多くの企業がつまずくポイントは、主に以下のとおりです。
1.行動計画を“適当に”作ってしまっている
行動計画の作成や届出自体は比較的容易な作業ですが、認定申請では「行動計画と実績の整合性」が見られます。
つまり、認定を見据えた計画でない場合、後から帳尻が合わなくなるケースがあります。
2.★(認定段階)を意識していない
えるぼし認定は★の数によって評価が分かれますが、
- どの指標を満たすのか
- どこまで狙うのか
を事前に決めていないまま進めてしまうケースが多く見受けられます。申請様式に記入する際、目的や計画がまとまっていないことで、入力箇所で混乱するケースです。
3.様式1の記入箇所が分かりにくい
Word様式は、
- 入力欄の位置が分かりにくい
- 記載例が限定的
であるため、「何を書けばよいのか判断できない」状態になりがちです。主たる事業の大分類など、最初の段階で手が止まるのも実務でよくあるケースです。

4.様式4(Excel)が非常に分かりにくい
実務上、最もつまずくのがこの様式です。
- セル構造が複雑
- 入力ルールが明確でない
- 関数エラーが出ている
など、初見では正しく入力すること自体が困難な設計となっています。
5.証憑との整合性に過度に不安を感じる
「少しでもズレたら不認定になるのではないか」と不安になり、作業が止まってしまうケースも多く見られます。
実務上の重要ポイント|押さえておくべきポイント
実務上、特に重要となるのは以下の点です。
■数値・日付の整合性
- 様式間で矛盾がないか
- 出勤簿等の証憑と一致しているか
→ ここは必ず確認が必要です
■認定基準との対応関係
- どの指標を満たしているのか
- その根拠が説明できるか
→ 「なぜ満たしているか」が説明できることが重要です
■過度に複雑にしない
- 不要に複雑な表現
- 過度に攻めた目標設定
は、かえって整合性を崩す原因になります。
また、関係のないセルまで無理に埋める必要はありません。実務上は、入力すべき箇所と空欄で差し支えない箇所を見極めることが重要です。
様式1の書き方(実務ポイント)
様式1は基本的に、
- 企業情報
- 認定基準の該当状況
を整理する書類です。
ポイント
- 証憑資料の数値をそのまま転記する
- 判断に迷う場合は、根拠資料と照合する
- 曖昧な表現は避ける、良く見せようとしない
様式4(Excel)の攻略ポイント
えるぼし認定申請時に提出する必須書類ですが、様式4は入力が難しいという声も多い、最も注意が必要な書類です。
■入力ルールを先に理解する
- 数値か%か
- 小数点の扱い
- 人数の定義
→ ここを誤ると全体が崩れます
■関数エラーはすべてが致命的ではない
Excel上でエラー表示が出る場合でも、入力内容自体に問題がないケースもあります。入力不要な箇所で最初から表示されているものは、無視して問題ありません。
ただし、
- 明らかな計算不整合
- 指標に影響する部分
は必ず修正が必要です。
■「どこが重要か」を見極める
すべてのセルを完璧に整える必要はなく、
- 評価指標に直結する部分
- 認定基準に関係する数値
を優先して確認することが重要です。
行動計画の作り方(認定を見据えた設計)
行動計画は、認定申請の取得を見据えた設計が重要です。
■逆算して考える
- どの指標を満たすか
- どの★を目指すか
を決めたうえで計画を作成します。
■過度に攻めすぎない
実務上は、
- 達成困難な目標
- 数値的に厳しすぎる設定
は、認定申請時のリスクとなる場合があります。★の欲しさで良く見せようとすることは、かえって逆効果になります。
→ 現実的に達成可能な計画が重要です
よくある不備
- 数値の不一致(様式間・証憑)
- 日付のズレ
- 指標の取り違え
- 計算方法の誤り
まとめ
えるぼし認定申請は、制度自体は明確である一方で、書類作成の難易度が高く実務担当者にとって負担の大きい手続きとなっています。
ただし、
- 整合性を押さえる
- ポイントを絞る
ことで、適切に対応することは十分可能です。
えるぼし認定の取得全体の流れや支援内容については、以下のページでも解説しています。
→ えるぼし認定取得サポートはこちら
えるぼし認定申請の最終点検サービス
当事務所では、えるぼし認定申請書類の最終点検サービスを提供しております。
■対応内容
- 様式1・様式4の整合性チェック
- 数値・日付の確認
- 認定基準との適合性確認
- 修正箇所の具体的指摘
■料金
33,000円~(税込)
※申請書類一式が作成済みの方向けのサービスです
※えるぼしプラス、ぷらちなえるぼし認定等(様式2)は別途55,000円~
※申請の可否判断や代理申請は行っておりません
■このような方におすすめです
- 書類は作成したが不安がある
- 最終チェックだけ専門家に依頼したい
- 不備で差し戻しになるのを防ぎたい
よくあるご質問(FAQ)
以下では、実務で特に多いご質問をまとめています。
Q1. えるぼし認定の申請書類は自社で作成できますか?
→ はい、自社での作成も可能です。ただし、様式1(Word)や様式4(Excel)は初見では分かりにくい部分が多く、数値・日付・指標の整合確認に時間を要することがあります。提出前に第三者の点検を受けることで、不備のリスクを軽減できます。
Q2. 様式4(Excel)のエラー表示はすべて修正が必要ですか?
→ いいえ、すべてが修正対象とは限りません。入力不要なセルに初期状態で表示されているエラーもあるため、表示だけで判断する必要はありません。ただし、評価指標に影響する部分や計算不整合がある場合は修正が必要です。
Q3. 行動計画は届出できれば内容は何でもよいですか?
→ いいえ。届出自体は受理されても、認定申請では「行動計画と実績の整合性」が見られます。どの評価項目を満たすのか、どの段階(★)を目指すのかを意識して設計することが重要です。
Q4. えるぼし認定の★(段階)はどのように決まりますか?
→ 「採用」「継続就業」「労働時間等」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の5項目について、満たした数に応じて段階が決まります。どの項目を満たすかを事前に整理しておくと、申請書類の作成がスムーズになります。
Q5. 数値や日付が少しでもズレていると不認定になりますか?
→ 一概には言えませんが、様式間や証憑との整合性が取れていない場合は修正が求められる可能性があります。そのため、申請前に数値・日付の整合性を確認しておくことが重要です。
Q6. 様式1の「主たる事業の分類」はどのように決めればよいですか?
→ 日本標準産業分類をもとに、自社の主要な事業内容に該当する区分を選択します。判断に迷う場合は、会社の売上構成や主たる事業内容を基準に整理すると分かりやすくなります。
Q7. えるぼし認定は小規模企業でも取得できますか?
→ はい、企業規模にかかわらず申請は可能です。ただし、各評価項目の実績や制度整備の状況に応じて、事前の整理や計画設計が重要になります。
Q8. 申請書類はどこまで正確に作る必要がありますか?
→ 数値・日付・指標の整合性は正確に整える必要があります。一方で、書式や表現を過度に整えることよりも、認定基準との対応関係が明確であることが重要です。
Q9. 一度不備があると申請はやり直しになりますか?
→ 内容によりますが、軽微な不備であれば修正対応で進められるケースもあります。ただし、提出前に確認しておくことで、差し戻しのリスクを減らすことができます。
Q10. 自社で作成した書類のチェックだけ依頼することはできますか?
→ はい、可能です。当事務所では、様式1・様式4の整合性確認や修正点の指摘を行う「最終点検サービス」を提供しています。
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