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【社労士必修】倫理研修に参加してきました

2019/04/02

社会保険労務士には5年に一度、倫理研修の受講が義務付けられています。

これは、『従業員をうつ病に罹患させて退職させる方法』などと題するヤバい記事を投稿した社会保険労務士や、その他もろもろの不祥事による社会問題を受けた社労士会全体としての取り組みで、法令順守は当然として、特別な仕事(独占業務)を与えられた国家資格者としてあるべき姿勢を再確認するための研修です。

実は私自身、多忙を理由に受講をしない方法など倫理のかけらもないことを考えたりもしましたが、心優しい従業員の助言(激しい叱責)により先日受講してまいりました。

免許登録間もない事務所は研修内容がわからないことも多いと思いますし、これからも受講義務は免除されないでしょうから多忙で不安な方々へ受講の感想をお伝えします。各支部や時期によって内容は違うようですので本年(令和元年♪)の大阪でのことと理解ください。

ちなみに研修時間は合計で4時間、休憩は10分程度のタコ詰め講習です。

まずは府会の説明担当(今回は副会長様)による二時間の座学。どれも受験勉強のような基本的な内容ですが、公正取引委員会の警告によって社労士含む資格団体の報酬基準が廃止されたことなど、余談も交えて経験豊富な講師が説明してくれますので飽きることはありませんでした。爆笑話はありませんが熱心に耳を傾ける方がほとんどです。

その後休憩を挟んで、現実的な例題に対するグループディスカッションが実施されました。

噂ではこのディスカッション、新入会員の誤りを先輩会員がまるで虐め(イヂメ)のように指導する場というネット情報もありましたが運よくそんなことは全くありませんでした。実際に社労士は年齢層の高い方が多いのですが、私のような若輩者に対しても偉そうなことをいう人は運よくいませんし、私自身は多数の従業員(7名)を雇用する事業主の立場でもありますゆえに雇用もしていないのに雇用を語るよくいる一人親方自営業者の社労士が偉そうな口を聞こうものなら激しくその鼻をへし折ってやろうと思っていましたが、運よく全員が対等なテーブルで、混濁活発な意見交換で正直、超楽しかったです。

ディスカッションのテーマをざっくり言いますと、

①助成金受給後に事業主の提供情報の誤りが発覚した場合

②障害年金受給決定者から申請代行手数料が高額すぎるとクレームがあった場合

③労働法違反の顧問先にどのように指導するか

④必ず残業代を削減できる方法と称した広告の問題点

⑤(もう一つ忘れてしまった)

正直テーマだけ見れば模範解答はすぐに思いつきますが、実務上の問題点や公言できないユニークな逸話(実話)が出て盛り上がります。

それぞれ得意分野があり、オールマイティなどと冠すれば何も知らない人間と失笑される業界ですので、年金、労働、採用、助成金など業務ごと、労働基準監督署出身、税理士、弁護士、行政書士など隣接業種の補完、建設業や介護事業など業種に特化した事務所など様々な社労士事務所がありますので、意見それぞれで得るものがありました。

私などは個人的に、特例措置対象事業場(週上限44時間)を間違えて認識している事業所が結構多いという意見は意外で勉強になったことです。

倫理研修という名前が非常に敷居の高いものに感じますが、運営側の細かい工夫(おこがましくない配慮)が光る内容という印象です。

法定講習ですのであまり過度な表現はよくないかもしれませんが、大変有意義で次回も参加したいと思える内容でした。(ご高説を聞かされ名刺を減らすだけの研修よりも)

初めての倫理研修を控えた社労士の皆様は必ず受講しましょう。嫌々参加、行けば役立つ倫理研修。

サボると支部に呼び出しされて嫌なこと言われて始末書みたいなの書かされるというまことしやかな噂(本当かも)もあります。

 

 

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