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【2025年法改正対応】就活ハラスメント防止規程・マニュアル作成代行|採用・インターン段階の防止措置を文書で整備

2025/10/27

採用段階の“誤解”が、企業リスクになる時代。

企業の信頼を守るために、「教育」だけでなく「文書整備」が求められています。

RESUS社会保険労務士事務所では、就活セクシュアルハラスメント(就活セクハラ)を防止するための社内規程(マニュアル)・対応指針・報告フローを、2025年法改正に対応して作成します。


第1章|法改正の背景と企業に求められる対応

2025年の改正により、企業は「採用・インターンシップ段階」からハラスメント防止措置を講じる義務が課されます。
厚生労働省ガイドラインでは、「求職者・学生等に対するセクハラ・パワハラも防止対象」と明記されています。

この改正の目的は、採用活動における不当な言動・圧力・優越的地位の濫用を防ぎ、学生の人格的尊厳を守ることにあります。

対象となる行為は以下のようなケースを含みます。

  • 面接・インターン・説明会・OB訪問における不適切な発言・誘い

  • SNS・メール等を用いた過剰な個人的接触

  • 性的・容姿的・家族的な質問やコメント

  • 採用評価への不当な影響を及ぼす言動

なお、防止マニュアルの整備および教育研修の実施は、万一の申告・紛争局面でも企業の防止措置履行として評価されやすい実務的根拠となります。


法定要件|就活ハラスメント防止規程に盛り込むべき事項

厚生労働省「職場におけるハラスメント防止のための指針」(2025年対応)および男女雇用機会均等法第11条、労働施策総合推進法第30条の2を根拠に、就活セクハラ防止規程(マニュアル)には以下の5つの法定要件を含めることが求められています(厚生労働省指針)。

区分 内容 実務対応の具体例
① 方針の明確化・周知 採用段階のハラスメントを容認しない旨を明文化し、全社員に周知すること 方針文書の明示・面接官誓約書の提出
② 相談・報告体制の整備 被害・通報を受けた場合の相談窓口・担当部署を設置 人事部・外部相談窓口(弁護士・社労士)を併設
③ 迅速・適切な対応措置 通報後の事実確認・行為者への指導・再発防止策の実施 記録テンプレートの活用・調査記録保管
④ 再発防止・教育の実施 行為者教育・関係者教育の計画的実施 面接官研修・動画教材・eラーニング等
⑤ プライバシー保護・不利益取扱い防止 相談者・通報者に不利益を与えない旨を明示 匿名相談制度・社外窓口活用・守秘義務規程

※これらの項目は、「ハラスメント防止規程」または「採用マニュアル」の別冊として添付することが望ましいとされています。

※外部専門家(社労士・弁護士)による相談窓口を設けることで、独立性・中立性が担保され、紛争時の企業リスク回避に効果があります。


第2章|就活セクハラ防止規程(ひな形抜粋)

以下は、RESUSが作成支援する就活ハラスメント防止規程の冒頭サンプルです。
社内配布用Wordデータとして納品する際の構成をそのまま掲載しています。


【就活ハラスメント防止規程(ひな形)】

(制定日:2025年4月1日 施行日:同日 改定:―)
(監修:RESUS社会保険労務士事務所)


第1章 目的・基本方針

本規程は、当社における採用活動・インターンシップ・学校訪問・OB訪問等において、学生・求職者に対するセクシュアルハラスメント(以下「就活セクハラ」という。)の防止及び発生時の適正な対応を定め、健全で公正な採用活動を推進することを目的とする。

当社は、採用段階においても労働施策総合推進法、男女雇用機会均等法及び厚生労働省「ハラスメント防止指針」に基づき、以下の方針を定める。

  1. 就活セクハラを含む一切のハラスメント行為を容認しない。

  2. 被害の申告を受けた場合は、迅速かつ公正に調査・対応する。

  3. 通報・相談を行った者が不利益を受けないよう最大限配慮する。

  4. 採用関係者全員に防止教育を行い、理解の徹底を図る。

  5. 本規程の内容は定期的に見直し、改善を行う。


第2章 定義と適用範囲

  1. 就活セクハラの定義
     学生・求職者に対して、採用活動に関連して行われる性的な言動・身体的接触・性的冗談・容姿や私生活への言及等により、相手に不快感や心理的圧力を与え、採用判断に影響を及ぼす可能性のある行為をいう。

  2. 優越的地位の濫用による行為
     採用・評価・内定決定等の立場を利用して、学生等に不当な要求や誘いを行うことを含む。
     (例:食事・飲酒の強要、SNSでの私的メッセージ、個人的な連絡先交換の要求など)

本規程の適用範囲
 本規程は、次のいずれかに該当するすべての社員等に適用する。

  • 採用担当者、人事部門職員
  • 面接官、役員、管理職
  • OB・OG訪問対応者、リクルーター社員
  • 採用イベント・説明会運営担当者

関連する行為類型
 (1) 言葉によるもの:性的な冗談・容姿・恋愛・結婚等に関する質問
 (2) 行動によるもの:身体的接触、私的会食・飲酒への誘い
 (3) SNS等によるもの:プライベートなメッセージ送信・フォロー要求
 (4) 評価・採否に関連するもの:拒否したことを理由とする不利益取扱い


続章(第3章〜第5章)では以下を記載

  • 相談・報告体制(社内窓口・外部窓口)

  • 調査・処分・再教育の手順

  • 面接官誓約書・行動チェックリスト

本規程は就業規則の一部または別冊として整備し、社内ポータル掲示・配布等により全役職員へ周知します。


納品形式とサポート内容

納品物 内容
Word版就ハラ防止規程 第1章〜第5章構成。自社名・相談窓口を追記可能。
社内説明資料(Word/PDF) 社員研修・説明会で使用できる資料。
面接官チェックリスト 禁止行為一覧・自己点検項目。
誓約書フォーマット 採用担当者が署名する誓約書テンプレート。

※社内説明資料は原則Word文章となります。PowerPointでの資料作成をご希望の際は別途(22,000円~)。


料金・納期(目安)

プラン 内容 料金(税込)
基本プラン 就活ハラスメント防止規程ひな形(Word)単体【自社編集用】 16,500
実践セット【おすすめ】 就活ハラスメント防止規程作成(社名・窓口・条文修正)+チェックリスト+誓約書+社内説明資料 33,000
防止対策セットプラン 実践セット+外部相談窓口採用関係者教育研修 110,000円〜

※本規程は、就活ハラスメント防止に関する厚生労働省指針・法改正(令和7年法)に準拠した社内文書として整備できます。懲戒処分時・苦情対応時・訴訟対応時には、「専門家監修の防止規程・マニュアルを整備していた」ことのコンプライアンス証跡としても活用できます

※本サービスはメールのみで完結。全国どこからでもご利用可能です(オンライン相談は別途)。


よくある質問(FAQ)

Q1. 小規模企業でも必要ですか?
→ はい。学生・応募者と接触するすべての企業が、就活ハラスメント防止措置を講じることが求められています。規模に関係なく規程の整備が推奨されます。

Q2. 研修だけでは足りませんか?
→ 教育は「行為の防止」、防止規程は「組織の対応方針」。教育・文書の両輪で防止措置を講じていたことは、被害申告や訴訟時に企業の「相当な対応努力」として評価されやすくなります。

Q3. 社外窓口との連携も含められますか?
→ 可能です。RESUSでは「外部ハラスメント相談窓口サービス」との連動整備を行っています。

Q4. 就活ハラスメント防止対策を徹底したいのですが?
→ 当社では規程・マニュアル作成代行のほか、「外部相談窓口の設置」「採用関係者ハラスメント防止研修」「アンケート調査代行」「再発防止対策顧問」「行為者ヒアリング代行」等のサービスで、企業の就活ハラスメント防止対策を包括的に支援しています。


お問い合わせ・お見積り

学生と関わる企業としての責任を果たし、就活生や従業員の信頼を得るために、社内防止規程の整備は第一歩です。
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関連ページ

▶【2025年対応版】採用担当者のための就活ハラスメント防止研修

▶【中小企業向け】社内文書・就業規則・マニュアル作成代行

▶外部ハラスメント相談窓口サービス


まとめ|教育と文書整備の両輪で、採用の信頼を守る

就活ハラスメントは、「起きた後」よりも「疑われた瞬間」からリスクが始まります。
就活ハラスメント防止規程の整備は、企業の誠実さを“書面で示す”防止策です。

RESUS社会保険労務士事務所は、教育+文書+相談体制の三位一体支援で、
採用段階からの公正・安心な職場づくりをサポートします。