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【2025年版】社内アンケート回収率を上げる7つの工夫|リマインド・匿名性・経営者メッセージ
2025/09/29
はじめに|なぜ社内アンケートは回収率が課題になるのか
従業員アンケートやES(従業員満足度)調査を実施しても、回収率が50%未満では信頼できる結果になりません。
特にハラスメントやメンタルヘルスといったデリケートなテーマでは、回答をためらう従業員も多く、十分なデータが集まらないことが課題となります。
ここでは、数多くの団体の社内向けアンケートを実施してきた社労士監修のもと、実務で使える回収率アップの工夫を7つご紹介します。
回収率を上げる7つの工夫
1. 匿名性の担保
回答が特定される不安は最大の障害です。
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記名方式は避ける
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IPアドレスや社員番号を記録しない
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集計は外部の専門家に任せる
といった仕組みを整えることで、安心して回答できる環境をつくります。
2. 設問数の適正化
設問が多すぎると「途中離脱」や「未回答」が増えます。
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目安は 20〜30問程度
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長文自由記述は数問に絞る
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選択式と自由記述のバランスを取る
3. 経営層からのメッセージ
「経営者自らが呼びかける」ことは、想像以上に効果があります。
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調査の目的を明確に伝える
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「結果は改善に必ず活かす」と約束する
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動画メッセージや社内メールで配信する
これにより「どうせ無視される」という不信感を減らせます。
4. リマインドのタイミング工夫
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回答開始から 3日後・締切前日 にリマインドする
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メールだけでなく、掲示板やLINE WORKSなど複数チャネルで告知する
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上司から部下への声かけも効果的
5. インセンティブの活用
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クオカードやコーヒーチケットなど少額の報酬
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社内ポイント制との連動
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部署ごとの回収率を発表する「ゲーミフィケーション」
ちょっとした仕掛けで参加意欲が高まります。
6. 回答しやすい媒体を用意
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スマホ対応は必須
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紙とWebを併用すると幅広い層から回収可能
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高齢層が多い業種では郵送回収も有効
7. 調査後のフィードバック公開
「回答しても何も変わらない」ことが最大の不信感につながります。
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集計結果の概要を全社員に共有
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すぐ実行する改善策をアナウンス
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「次回はさらに改善します」と予告
よくある失敗例
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設問が50問以上で途中離脱が続出
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回答結果を一切共有せず、不満が増す
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匿名性が守られず「報復人事」への懸念が広がる
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経営層が関与せず「形式だけの調査」と受け止められる
当事務所のサポート
RESUS社会保険労務士事務所では、アンケート設計から回収・集計・改善提案までをワンストップで支援します。
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設問設計(業種・規模に応じたカスタマイズ)
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回収・集計(紙・Web・ハイブリッド対応)
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改善提案レポート(図表付きで課題を可視化)
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経営層報告・従業員フィードバック支援
▶ 詳しくはこちら:社内アンケート調査代行サービスページ
よくある質問(FAQ)
Q1. アンケートの回収率はどのくらいが目安ですか?
A. 一般的には70%以上が望ましいとされています。50%未満では統計的な信頼性が下がるため、匿名性やリマインドの工夫で可能な限り高めることが重要です。
Q2. 回収率を上げるためにインセンティブは必須ですか?
A. 必須ではありませんが、参加意欲を高める有効な手段です。小規模でもクオカードや社内ポイントなどの工夫で成果が出やすくなります。
Q3. 紙とWebのどちらで実施すべきでしょうか?
A. 若年層中心の職場ではWebのみでも高回収率が期待できます。一方、製造業や介護業界など紙回答が必要な職場では併用もおすすめです。
Q4. 匿名性を担保しつつ、部署別の傾向も分析できますか?
A. はい。個人が特定されない範囲で部署単位の集計は可能です。社外の専門家に集計を依頼することで、匿名性と分析の両立が実現します。
まとめ
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アンケート回収率を高めるには「匿名性」「経営層メッセージ」「リマインド」など複数の工夫が必要
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回収後は必ず改善につなげ、従業員に還元することが信頼構築につながる
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専門家のサポートを活用すれば、精度の高い調査と改善が可能
まずは無料相談・資料請求をご利用ください。
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