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インディードを使って無料で採用を成功させるために知っておくこと《採用担当者必見》

2019/03/11

(2020.2.12更新)

インディードは無料掲載(オーガニック枠)でも採用できる!?

高い認知度にもかかわらず無料で掲載できる利点、いまや多くの企業で利用されているインディード(indeed)ですが、応募が全く来ない、それほど効果を感じないという方も多いのではないのでしょうか。その差はどこにあるのでしょうか?

あらゆる求人票は、「求職者目線で作成する」事が最重要事項です。

インディードにおいても例外ではなく、工夫次第で応募数は大きく変わります。採用活動中の企業も、これから初めて従業員を雇用しようと考えている事業主も、インディードを知り、効率的な運用で求人コストを下げ、優秀な人材の採用を成功させましょう。(※弊所はインディードへの課金に応じて報酬を受け取る求人広告代理店ではありません。)

この記事で書かれている要点(目次)

1.インディードっていったい何?

2.インディードのアルゴリズムを考える

3.インディードの課金について

4.インディードの可能性

5.中小企業の求人戦略

6.インディード掲載注意事項(ペナルティ等について)

おわりに

1.インディードとは何?

既にテレビをはじめとした各メディアでの広告で目にしたことがあるはずですので、多くの説明は割愛いたしますが、

●インディードとは、リクルート社傘下の米国産求人検索サイト

●求人“媒体”とは構造が異なる求人情報検索エンジン(クローリング方式)

●国内最強圧倒的SEO(2,930万PV/月※2019.10時点)

●応募の36%、採用の27%がインディード経由

●グーグルとの高親和性

以上が特徴の求人に特化したインターネットサイトと言えます。

2.インディードのアルゴリズムを考える

さて、そんなことよりも求人広告担当者が気になるのは自社の求人広告を優位に見せるためのテクニックですが、インディードの検索アルゴリズムの詳細は極秘扱いとされ公開されていません。しかし、求人の『質』に相当な優先度を設定して設計されていると考えられます。

公式サイトには掲載職種について以下の事項が掲載されています。

・抽象的なコンテンツは避ける

・注目を集めるのではなく具体的に

・実際の仕事だけを掲載し

・正確な情報を掲載する

・求人応募の手続きはシンプルに

トップ画面に表示されるシンプルな検索窓は、同社が研究を重ねた結果としてたどり着いた方法としており、【職種】×【勤務地】の2項目に最大の重点を置いていることがわかります。安定法、均等法等求職者保護のため制定された国内法律に準拠した表現は当然として、

「インディード社内においても求職者目線で独自の評価点を設けている」

とコメントしています。(2018.5同社セミナーにて)

よって、例えば、“未経験者歓迎”や、“やる気のある人急募”、“アットホームな雰囲気”、“(顔文字)”など具体性の無い表現は今後マイナス評価となる可能性があるほか、一定レベル以上の求職者には離脱されるNGワードですので使用には慎重さが必要です。

つまり、同サイト内で課金する方法以外に、適切なキーワードをいかに効率よく羅列できるかによってアクセス数は大きく変わり、当社でも様々検証を行いましたが、職種、採用時期、給与ベースが類似している求人であっても、アクセス数(クリック数)に3倍程度の差がつくことがわかりました。SEO対策と同じですね。

インディードは比較的低予算でも上位表示できることはよく知られていますが、裏を返せば非効率な方法でも際限なく課金できますので、自社の求めるターゲット層に訴求できる効果的な求人票の作成が第一であることに変わりはありません。

CPA(コスト/アクション比率)を高め、他求人に見劣りしない優位ポジションを獲得するための方法を考察していきましょう。

3.インディードの課金

インディードは『クリック単価』を採用しています。

募集エリアや職種によって異なる設定(オークション)となっておりますが、1クリックあたり50円~200円程度とされています。

クリック100件につき1名程度の応募が平均的となりますので、課金するかしないかの目安として参考にしてください。求人広告が増加する時期にはクリック単価が高騰し、ワンクリックで800円を超えることもありますので運用は注意しながら調整が必要です。

また、課金単価によって上位表示回数、表示枠の露出度に変化がありますが、これもクリック単価の特性と言えます。

とにかく課金しておけば上位表示されることに変わりありませんが、ターゲットにアプローチされていない求人票のクリックは無駄が多いといえます。広告枠は5倍以上の効果をアピールする代理店も多くありますが、まずは掲載料金は無料から開始し、洗練された求人票を作成してからの課金をおすすめします。無料枠(オーガニック)で応募が続く求人票であれば、上限クリック単価を低く抑えても十分効果が見込めます。

4.インディードの可能性

  • 求人媒体の独立性から、掲載媒体を見ていない求職者へのアプローチが事実上困難であること(媒体を見ない人には一生知られることがない)で、各媒体は熾烈な掲載の奪い合いを行っておりましたが、インディードのような求人に特化した“検索エンジン”の登場により、各媒体の求人情報(自社ページや紙媒体に至るまで)が1つのサイトから横断的、網羅的に検索、閲覧可能となり、大量課金する余裕の無い中小企業においても方法次第で優位に立てるようになりました。
  • まだまだインディード内においては不十分な求人票が散見されますが、だからこそ競争優位に立てるチャンスがあります。

 (当所の顧問先は3ヶ月無課金掲載で50名以上(4000PV弱・2名採用/2名枠)の応募となったこともあります。)

※2019.1.23よりGoogle for jobs(グーグルしごと検索)がリリースされましたが今後の動向は未知数です。詳しくは担当者にお尋ねください。

5.中小企業の求人戦略

2018年に日本商工会議所が取りまとめた全国の中小企業4,108社を対象に実施した調査結果によると、回答のあった2,613社うち65%が人手不足と回答しており、4年連続で人手不足が悪化していることが浮き彫りとなりました。膨大な採用費用を投下できる大手企業とは違う路線で知恵を絞り、中小企業は求人市場を勝ち残る必要があります。

少しの工夫で求人広告費は削減できますので今すぐ以下の準備に取り組みましょう。

1⃣モバイル(スマホ)を意識した求人票作り(応募者の84%はスマホ!!)

  • 職種項目は15文字以下を推奨・住所は町名まで入力
  • 文字数制限は2万文字なのでできるだけ多くの情報(キーワード)を記載する
  • 離脱されない表現の工夫(顔文字など稚拙な表現は使わない)
  • 最後の応募ボタンを押させる表現(採用担当者からひと言など)
  • 逃げた魚にこだわらない(面接に来ない人は必ず発生する)
  • ターゲット層に訴求できるキーワードを模索
  • 他媒体の相互活用【engage(エンゲージ)・Wantedly(ウォンテッドリー)・Linkdin(リンクドイン)等)

2⃣中小企業にしかできないユニークな福利厚生制度の検討

3⃣労務関連の実績公開(昇給率、有給消化率等の労働関連指数)

4⃣一定期間での更新作業(放置しない)

6.掲載時注意事項(ペナルティ等)

☑クローリング(自社HP等)より直接投稿優先

☑スポンサー(課金)優先

☑オーガニック(無料掲載)は1か月で自動停止

☑短期間の同一求人再投稿(リポスト)はペナルティ有

☑オーガニックのタイトルは制限の強化有

☑代理投稿のルール無し(他人の投稿可)

☑掲載後も停止要件あり(表示ランク低下)

☑オーガニックで応募率の低い求人は課金しても同じ

☑モバイル比率84%(PCユーザー16%)

☑有料(スポンサー)求人は12万円のデポジットまたはクレジットカード登録要

おわりに

採用人事に成功している会社は例外なく、自社の労働環境整備への意識が高い会社と言って間違いありません。自社の労働環境が適切でなければ定着率が低下しますし、実態と異なる求人票で採用に成功したとしてもミスマッチによる離職率が増加します。やはり優秀な人材の維持と確保のためには、

①自社の労働環境が適切であること

②福利厚生制度などで従業員への付加価値が提供できていること

③社内の情報が正しく公開されていること

上記の基本的な3点に尽きます。これならお金をかけなくてもできそうですね。どの会社でもすぐに実践できることばかりですので皆様の会社でも是非取り入れ、インディード(indeed)を活用し、優秀な人財の確保を成功させましょう。

弊所は、適切な労務管理に関する顧問業務の他、福利厚生制度拡充等による魅力的な職場づくりの提案、ハローワークやインディード等の求人票ライティングによる運用代行業務(採用コンサルティング)を実施し、企業の定着性向上、人材採用力の強化と助成金の受給をワンストップで提供する総合労務コンサルティングを行う社労士事務所です。人事関連にお悩みの事業主様は是非ご相談ください。(初回相談料無料)

 

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